“五輪モード”の柔道・大野 2連覇へ「試合ぎりぎりまで自分を疑い準備」

[ 2021年7月6日 20:48 ]

東京五輪男子73キロ級代表の大野将平
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 日本オリンピック委員会(JOC)は6日、東京都内で東京五輪に臨む日本代表選手団の結団式と壮行式を開催。現在、代表合宿を行っている東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターからリモートで出席した柔道男子73キロ級代表の大野将平(旭化成)は「多くの方々の尽力があり、東京五輪が開催されると感じた。アスリートは全身全霊を懸けて、最高の結果を出せるようにパフォーマンスをすることに尽きると思っている」と思いを新たにした。

 16年リオデジャネイロ五輪に続く2連覇が懸かる大野は、1964年の前回東京五輪で始まった柔道競技が、日本武道館に帰ってくることに「古き良き日本柔道を思い出せるように、日本武道館の畳の上で体現したい」と抱負。2連覇に向けても「口にする以上に難しいことだと自分自身が一番理解している。防衛的悲観主義という言葉があるが、試合ぎりぎりまで自分を疑い続けて準備したい」と話した。

 壮行式で男性デュオゆずが「栄光の架橋」を熱唱した際には、バーチャルの背景画面に大野のリオ五輪決勝の映像が一番最初に登場。「まさか一番最初に出てくるとは思わなかったので、びっくりした」と栄に浴したことに驚いた様子。すでに“五輪モード”に入った心身は精かんそのもので、「(五輪を)開催して良かったなと思っていただけるような、そういったものを提供できたら一番かなと思う」と話した。

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2021年7月6日のニュース