炎鵬 脳振とうで取り直し続行不能…不戦敗 規則変更後、関取で初適用

[ 2021年7月6日 05:30 ]

大相撲名古屋場所2日目 ( 2021年7月5日    ドルフィンズアリーナ )

同体取り直しとなったが脳振とうのため不戦敗となり、車いすで引き揚げる炎鵬
Photo By 共同

 十両・炎鵬が物言いのついた貴源治との一番で脳振とうの症状があり、取り直しに臨めないと判断されて不戦敗となった。初場所後に審判規則を一部変更し、立ち合いが成立する前に脳振とうなどで相撲を取れる状態でないと判断した場合、審判団が不戦敗にできる項目が加わった。十両以上での適用は初。

 土俵際でもつれ、炎鵬に軍配が上がった後で物言いがつき、協議の末に同体取り直し。しかし、呼び出しが高田川審判長(元関脇・安芸乃島)に対し、炎鵬に脳振とうの症状があると報告。再び協議して不戦敗を決めた。高田川審判長は「(目の)焦点が定まっていなかった。取らせるわけにはいかない」と説明。炎鵬の師匠、宮城野親方(元幕内・竹葉山)は「明日(3日目)は出る予定。顎の骨に異常はなかったが腫れている状態だ」と話した。

続きを表示

この記事のフォト

2021年7月6日のニュース