中2吉永匡一郎「69」トップ通過 長いパットズバリ!ただ一人60台

[ 2021年7月6日 07:43 ]

スポニチ後援・トヨタカップ2021予選 ( 福岡県宮若市 ザ・クラシックゴルフ倶楽部=6671ヤード、パー72 )

アマ予選でただひとり60台となる3アンダー、69で回りトップ通過した中2アマの吉永
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 8月5、6日に行われる本戦の出場権を争い、アマは中2の13歳、吉永匡一郎(福岡・洞北中)がただひとり60台となる3アンダー、69で回り、トップ通過を決めた。また女子アマの多田文馨(19=日本ウエルネス高出)は2オーバー、74の19位で予選突破した。

 13歳の中2、吉永がトップ通過を決めた。「長いパットが入ってくれて勢いに乗れた」。スタート直後のイン11番で10メートルの長いバーディーパットを決め、続く12番パー5は残り70ヤードの第3打をピン側1メートルに寄せて連続バーディー。17番パー3(152ヤード)は5Iで2メートルにナイスオンさせ前半は3バーディー、ノーボギーの33。後半は3バーディー、3ボギーのイーブンとして3アンダー、69の好スコアをマーク。「練習ラウンドでラフが長いと思った。ティーショットを曲げると手を焼くのでフェアウエーに置くことを心がけた」とマネージメント力も光った。

 北九州市の江川小4年のときから朝5時半に起床して体力強化トレを続けてきた。サンドウエッジ1本を持って近くの海辺までランニング。「砂浜でバンカーショットの要領で50ヤードぐらいを打ち、ボールのところまで走って、また打って」。両足に1キロずつのウエイトをつける“笹生優花式トレ”も取り入れて約1時間の朝練習を4年間欠かさなかった。そんな努力が実ってのトップ通過だ。

 「昨年は9位で通って本戦はダメ(78、82で最終87位)だったけど今年は頑張りたい」。距離も長くはない(6671ヤード)コースだけに上位に食い込むチャンスは十分にある。

 ○…吉永と同じく中2アマの山本大勢(福岡・思永中)は1アンダー、9位で予選を通過した。小5だった19年3月に初挑戦し、これで3年連続の決勝進出を決めた。同じく古賀遼平(福岡・多々良中央中)はイーブンで回り、11位で通過。「去年、初めて出て82位だったので今年はもっと上位に行きたい」と意欲を見せた。

 ○…予選初挑戦の多田が19位で本戦出場権を獲得した。「ドライバーがよかった。まっすぐで飛距離も出た」と14ホール中10ホールでフェアウエーをキープ。1バーディー、3ボギーの74で回った。今春、日本ウエルネス高を卒業し、現在は女子プロ1次テストに備え、北山カントリークラブ(佐賀市)でキャディを務めながら練習に取り組む。「試合経験を積みたくて初めて出た。本戦で実戦勘を磨きたい」と男子選手にチャレンジする。

 【トヨタカップ予選成績】
 ▽プロ(6月29日)
―5(1)佐藤佑樹 67
―4(2)生源寺龍憲68
  (3)前川大治 68
―3(4)今井陽介 69
  (5)福谷直永 69
―2(6)小野雅瑛 70
  (7)牛島翔也 70
  (8)福山朝也 70
  (9)渡邉弘泰 70
  (10)仲田一雄 70
  (11)坂本隆一 70
(参加105人、上位20人が本戦出場)

 ▽アマ(6月30日)
―3(1)吉永匡一郎69
―2(2)西原来福 70
  (3)福田真吾 70
  (4)後藤颯太 70
  (5)世良 博 70
―1(6)津田敏茂 71
  (7)荒木嘉一 71
  (8)三宅琉心 71
  (9)山本大勢 71
±0(10)豊田真太郎72
  (11)古賀遼平 72
  (12)有薗 純 72
  (13)山川雄太郎72
  (14)下園航太 72
+1(15)大塚 覚 73
  (16)山本大輔 73
+2(17)丸尾怜央 74
  (18)仲野祐輔 74
  (19)多田文馨 74
  (20)小島隆治 74
(参加131人、上位50人が本戦出場、同スコアはマッチングスコアカード方式で順位決定)

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