1年半ぶりツアー復帰の佐伯三貴 マスターズVの後輩・松山英樹から激励「やるからには上を目指したい」

[ 2021年4月22日 13:47 ]

プロゴルファーの佐伯三貴
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 国内女子ゴルフツアーのフジサンケイ・レディースは23日から3日間、静岡・川奈ホテルGC富士Cで開催される。22日は練習ラウンドが行われ、1年半ぶりにツアーに復帰する佐伯三貴(36=東北福祉大)は9ホールを回った。

 ツアー通算7勝を誇る実力者だが、19年大王製紙エリエールレディースを最後にツアーから離脱しコーチ業に専念。田辺ひかり(24=伊藤園)らプロを教える傍ら、東北福祉大ゴルフ部の指導にも携わってきた。今大会出場を決めた経緯について「教え子、東北福祉大の学生を見ている中で彼女たちに口だけなく行動や姿勢をもう少し見せられたらと思った。新たにチャレンジすることで彼女たちが何かを感じてくれたら」と説明した。

 東日本大震災から10年という節目の年であることも背中を押した。「東北で会う人にも“試合出ないの”と言われていた。東北の方々にも何かを伝えることができれば」と話した。

 出場を決めたのは3月。体力づくりから始めて最近2週間は球を打ち込んできた。調子については「宝くじですよね。分からない。川奈は難しいので、はまったらどこまででも打っちゃいそうな気もする」と笑った。

 この大会は07年と13年に優勝しており相性は良い。「2回勝って良いイメージもある。1ホール1ホール自分ができることを精いっぱい、失敗しても恥かいても最後までやり通せたらと思う」と力を込めた。

 東北福祉大の後輩でマスターズ優勝の松山英樹(29=LEXUS)からは激励の電話をもらった。「“僕も勝ったので三貴さんも勝ってください”と冗談まじり言われた。昨日も電話で話して“楽しんで来て下さい”と言ってくれた」。目標を聞かれると「予選通過して3日間プレーする。やるからには上を目指したい」と話した。

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