ウィザーズが4季ぶりの6連勝 八村欠場もビール29得点 新人アブディヤは負傷退場

[ 2021年4月22日 10:53 ]

第2Q終了間際に右脚を負傷して倒れ込んだウィザーズのアブディヤ(AP)
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 東地区全体11位のウィザーズは21日、ワシントンDCの本拠地「キャピタル・ワン・アリーナ」に今季初めて観客を動員して西地区全体9位のウォリアーズと対戦。左膝を痛めている八村塁(23)は2試合連続で欠場し、第2Qの終了間際にはドラフトで全体9番目に指名したイスラエル出身の新人フォワード、デニ・アブディヤ(20)が右脚の脛(すね)を両手で押さえ込んで倒れ込むというアクシデントに見舞われたが、118―114(前半60―58)で競り勝って6連勝を飾った。

 ブラドリー・ビール(27)が29得点と10リバウンドをマークし、ラッセル・ウエストブルック(32)はターンオーバーを9回犯しながらも14得点、20リバウンド、10アシストで3試合連続、今季27回目(通算173回目)のトリプルダブルを達成。第4Qの5分すぎまで11点差をつけられていたが、残り2分にこの日19得点を挙げたダビス・バターンズ(28)の3点シュートで逆転すると、そこからの接戦を制してウォリアーズを振り切った。

 ウィザーズの6連勝は2017年1月23~2月4日に記録した7連勝以来の白星街道。この日、ブルズがキャバリアーズに敗れて24勝33敗となったために、25勝33敗となったウィザーズは今季のプレーオフ進出に可能性を残す東地区全体の10位に順位を上げた。レギュラーシーズンの残りは14試合。10位とは言え渡辺雄太(26)が所属するラプターズ(25勝34敗)とは0・5ゲーム差、12位のブルズ(24勝34敗)とも1ゲーム差で、この3チームが最後の枠を争う展開となっている。

 なおこのウィザーズは今季初めて本拠地の「キャピタル・ワン・アリーナ」に観客を動員。収容人数の10%ほどの2133人で、試合前にはビールがマイクを握って感謝の意を述べていた。

 ウォリアーズはロード5連戦を3勝2敗で終えて今季の成績は29勝30敗。得点部門でビールを抜いて1位に立ったステフィン・カリー(33)は18得点に終わり、今季の平均得点は前日までの31・4から31・1となり、31・0のビールとは「0・1」の差になった。30得点以上の連続記録は11試合でストップ。3点シュートの成功は14本中、わずか2本だった。ベンチから出たケリー・ウーブレJR(25)が2015年のデビューから4季在籍した古巣相手にチーム最多の24得点をマーク。しかし苦手にしている今季のロードでは12勝20敗となった。 

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