原英莉花　師匠ジャンボ尾崎の助言で川奈攻略だ　フジサンケイ・レディース練習日

原英莉花
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　国内女子ゴルフツアーのフジサンケイ・レディースは23日から3日間、静岡・川奈ホテルGC富士Cで開催される。22日は練習ラウンドが行われ、原英莉花（22＝日本通運）は18ホールを回って最終調整した。

　原にとっては4週間ぶりの国内ツアー復帰戦となる。3月のアクサ・レディース終了後に渡米し、ANAインスピレーションに出場した。昨年12月の全米女子オープンに続き海外メジャー2戦連続で予選落ちに終わり6日に帰国した。

　2週間の自主隔離期間は宮崎に滞在した。公共交通機関を使うことができないため、空港から関係者とともに車で約15時間かけて宮崎入り。指定された施設を使ったトレーニングと練習以外はホテルの部屋で過ごした。

　21日朝に帰京。川奈入り前に指導を受ける尾崎将司のもとに立ち寄り帰国を報告した。その際、川奈GC富士Cで開催された男子のフジサンケイ・クラシックで5回優勝を誇る師匠に川奈攻略法を聞いた。すると返ってきたのは「逆目の上り（のパット）をどうやって打つか考えるんだな」という言葉だった。

　川奈GCは芝目の強い高麗芝のグリーン。弱いとカップ際で切れるため、多くの選手が手を焼く。尾崎は明確な答えを教えてはくれなかったが、原は助言を胸に練習ラウンドを行った。「自分で答えを探せということだと思う」。3日間の戦いで自分なりの答えを見つけるつもりだ。

　隔離期間中にぎっくり腰を発症した。アイシングと治療を繰り返したが、回復が遅れており「ずっと違和感があって、思うようなスイングができない状況」というが、明るい表情で「久しぶりに試合に出られるのはうれしい」と話した。