ラプターズ4連勝で東地区12位から11位に浮上 本契約初戦の渡辺は5得点 ブーシェイは負傷

[ 2021年4月22日 10:19 ]

ネッツのハリスをマークするラプターズの渡辺(AP)
Photo By AP

 NBA東地区全体12位のラプターズは21日、準本拠地としているフロリダ州タンパで同2位のネッツと対戦。カイル・ラウリー(35)、パスカル・シアカム(26)、フレッド・バンブリート(27)、OG・アヌノビー(23)の主力4人が戦列に復帰し、114―103(前半56―58)で勝利を収めて今季2度目の4連勝を飾った。シアカムがチーム最多の27得点を稼ぎ、アヌノビーは25得点、バンブリートは17得点、ラウリーは14得点をマーク。今季の成績は25勝34敗となった。

 この日、10位のブルズ(24勝34敗)がキャバリアーズに敗れ、11位のウィザーズ(25勝33敗)がウォリアーズに勝ったために、ラプターズは東地区全体の12位から11位に浮上。レギュラーシーズン残り13試合となった段階で“最後のイス”を1ゲーム差の中にいる3チームが争う図式になっている。

 2―WAY契約から本契約に切り替わっての初戦となった渡辺雄太(26)は第1Qの残り1分50秒からコートに登場。第2Qの3分3秒、ゲイリー・トレントJR(22)が外した3点シュートをペイント内でフレディー・ガレスピー(22)がリバウンドをキープすると、渡辺は左ベースライン際からゴール下にカット。ガレスピーのパスを受けて両手でダンクを決めてこの日の初得点をマークした。

 第3Qの残り3分37秒から再び出場すると第4Qも出だしからそのままプレー。第4Qの2分56秒にはパスカルのアシストを受けて左コーナーから3点シュートを成功させた。主力が復帰したために出場は14分で5得点、3リバウンド、1アシストという内容。4試合連続の2ケタ得点はならなかったが、今季の3点シュートの成功率は40・1%となった。

 ただし今季13・8得点を挙げ、39・1%の3点シュート成功率を記録していた208センチのクリス・ブーシェイ(28)が第4Qの開始早々に右膝を痛めてダウン。ウィザーズでは新人のデニ・アブディヤ(20)が負傷しており、シーズン終盤を迎えて各チームとも故障者が目立ってきている。

 ケビン・デュラント(32)とジェームズ・ハーデン(31)の主力2人を欠くネッツは39勝20敗。カイリー・アービング(29)が28得点、11リバウンド、8アシストをマークして気を吐いたが勝利にはつながらなかった。

 <渡辺の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場1分50秒=無得点)
(1)11分24秒・右サイドでプルアップから3点シュート=×
 ▼第2Q(出場4分25秒=2得点)
(2)3分3秒・トレントJRが3点シュートを外したあとのセカンド・チャンスからゴール下でダンク=〇(アシスト・ガレスピー)
 ▼第3Q(出場3分37秒=シュート機会なし)
 ▼第4Q(出場3分57秒=3得点)
(3)2分17秒・左コーナーから3点シュート=〇(アシスト・シアカム)
(4)2分56秒・正面やや左から3点シュート=×

続きを表示

この記事のフォト

2021年4月22日のニュース