瀬古利彦氏の長男・昴さんが死去 34歳 ホジキンリンパ腫のため

[ 2021年4月16日 11:18 ]

 日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(64)の長男昴(34=すばる)さんが13日午後10時37分、悪性リンパ腫の一種、ホジキンリンパ腫のため神奈川県内の病院で死去した。瀬古リーダーが16日、発表した。

 瀬古リーダーは「厳しい治療を何度も乗り越えながら、明るく前向きに生きました。自分と同じく病に苦しむ人を励まし、勇気づけようとしていた彼の姿は親の目から見ても尊敬できるものでした。今はただゆっくり休んでほしいと思います」とコメントを出した。

 昴さんは25歳でホジキンリンパ腫を発症し入退院を繰り返した。今年3月、闘病生活についてつづった本を出版。今月7日、三重県内で聖火リレーに参加した瀬古リーダーは「(昴さんは)病床で走りを見てくれていたと思う。息子のためにも、病気を吹き飛ばそうという思いで走った」と昴さんへの思いも語っていた。

 昴さんは東京都出身。葬儀・告別式は19日に家族葬で行う。喪主は瀬古リーダーが務める。

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2021年4月16日のニュース