「世界最速の男」コールマンは東京五輪に出場できず 出場停止期間短縮も

[ 2021年4月16日 18:16 ]

クリスチャン・コールマン(AP)
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 陸上男子100メートルの2019年ドーハ世界選手権金メダリスト、クリスチャン・コールマン(米国)の東京五輪出場が不可能となった。ドーピング検査に必要な居場所の申告を複数回怠ったため20年5月から2年間の出場停止処分を受けたコールマンはスポーツ仲裁裁判所(CAS)に異議申し立てを行ったが、CASは16日に処分を2年間から18カ月に短縮するとの裁定を発表。それでも処分は21年11月までのため、東京五輪には間に合わなくなった。

 CASは世界陸連の独立機関インテグリティー・ユニットによる出場停止処分の期間を短縮した理由として、コールマンが居場所を申告しなかった3つのケースのうち1回は完全な過失ではなかったと指摘。それでも2回申告を怠っていたコールマンにとって警戒すべき日であり、18カ月の処分は「適切な制裁措置」とした。

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