“内村2世”北園丈琉が最年少V王手「落ち着いて試合を運べた」五輪選考好発進

[ 2021年4月16日 18:09 ]

体操・全日本選手権第2日 ( 2021年4月16日    群馬・高崎アリーナ )

男子個人総合予選 北園丈琉の跳馬
Photo By 代表撮影

 “内村2世”が初の日本一に王手をかけた。東京五輪の代表選考会が始まり、男子個人総合予選で、北園丈琉(徳洲会)が87・332点をマークして首位発進。予選の得点を持ち越す18日の決勝では、18年大会を19歳で制した谷川翔(順大)を上回る、18歳での史上最年少優勝を狙う。

 美しく演技をつないだ北園が、最年少の日本一に王手をかけた。世界大会8連覇の内村が不在の個人総合。18年ユース五輪で5冠を果たすなど、高次元のオールラウンダーとして“内村2世”と呼ばれてきた18歳は「8割くらいの自分の力を出せて落ち着いて試合を運べた。ゆとりを持った試合ができた」と涼しい表情で振り返った。

 1種目目の跳馬でスムーズに発進すると、その後も躍動感に満ちた動きを披露。清風中2年だった17年に参加した合宿で、憧れの内村から技を伝授してもらったことがある鉄棒もミスなくまとめた。つり輪以外で14点台後半を並べた。合計87・332点は自身がマークした昨年の全日本選手権決勝の87・598点には及ばないが、19年世界選手権で銀メダルに相当するハイスコアだった。

 団体総合&個人総合で金メダル獲得を目標に掲げる、東京五輪に向けて代表選考で好スタート。2位の三輪に0・734点差をつけて、18日の決勝に臨む。「きょう出た反省を生かして、優勝を目標にしっかり自分の演技をやりきりたい」。最年少優勝を果たした時、体操ニッポンに若きエースが誕生する。

 ▼男子団体メンバーの東京五輪への道 枠は4。個人総合で争う全日本選手権(予選と決勝の合計点で順位決定)の得点を持ち越す5月のNHK杯(長野)で、上位2人が代表に決定する。残りの2人は、6月の全日本種目別選手権(高崎)も含めて代表2人との組み合わせで最もチーム貢献度が高くなる選手を選ぶ。五輪の個人総合には団体メンバーが出場する。

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