八村の母校ゴンザガ大が8強 NCAAトーナメントの3回戦を突破 今季29戦全勝

[ 2021年3月29日 08:07 ]

22得点を挙げたゴンザガ大のティミー(AP)
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 男子バスケットボールの全米大学選手権(NCAAトーナメント)は28日に3回戦(各地区準決勝)の残り4試合を行い、西部地区の第1シードで、NBAウィザーズに所属する八村塁(23)の母校でもあるゴンザガ大(ワシントン州=WCC1位)は、インディアナポリス(インディアナ州)で第シ5ードのクレイトン大(ネブラスカ州=ビッグ・イースト2位)を83―65(前半43―33)で下して通算5回目となるエリート8(ベスト8)に進出。今季通算では29戦全勝となった。

 オールアメリカのセカンドチームに選出されている208センチのドリュー・ティミー(2年)が22得点、ファーストチームに名を連ねたコーリー・キスパート(4年)が12得点を挙げて勝利に貢献。2ケタ点差での勝利はレギュラーシーズンを併せて26試合連続となった。

 新型コロナウィルス感染拡大の影響で昨季のこの大会は中止となったが、ゴンザガ大はレギュラーシーズンでは31勝2敗。今季のレギュラーシーズンとNCAAトーナメントを含めて2季通算では33連勝となった。

 ゴンザガ大は「ファイナル4」への進出をかけて行われる30日の西部地区決勝でこのあと行われる南カリフォルニア大(第6シード=24勝7敗)とオレゴン大(第7シード=21勝6敗)の勝者と対戦。この試合を含めてあと「3勝」して初優勝を飾ると、1976年のインディアナ大以来となる“パーフェクト・シーズン”による不敗王者になる。

 敗れたクレイトン大は22勝9敗。41年ぶりのエリート8を狙っていたが今季好調のゴンザガ大との試合では勝機をつかめず、一度もリードできないままに最大27点差をつけられて敗れた。

 なお中西部地区決勝にはヒューストン大(第2シード=27勝3敗)とオレゴン州立大(第12シード=20勝12敗)、南部地区決勝にはゴンザガ大のライバルと見られているベイラー大(第1シード=25勝2敗)とアーカンソー大(第3シード=25勝6敗)が勝ち残っている。

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2021年3月29日のニュース