古賀稔彦さん しめやかに通夜、全柔連・山下会長「柔道界見守ってほしい」

[ 2021年3月29日 05:30 ]

古賀稔彦さんの遺影が飾られた祭壇
Photo By 代表撮影

 92年バルセロナ五輪柔道男子71キロ級金メダリストで、24日にがんで53歳で死去した古賀稔彦さんの通夜が28日、川崎市内の寺院で営まれ、「平成の三四郎」と称された柔道家との早過ぎる別れを関係者が惜しんだ。戒名は“柔よく剛を制す”や金メダル、名前などを取り入れた「金剛院献柔稔制大居士」(こんごういんけんじゅうねんせいだいこじ)に決定。参列した全日本柔道連盟の山下泰裕会長は「心技体、全てが素晴らしい選手だった。柔道界を見守ってほしい」と声を詰まらせた。

 会場には国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長からの追悼メッセージも届けられた。また柔道総本山の講道館は、23日付で古賀さんを特別な功績を評価された人物に授与される九段に昇段させた。

 ▽主な参列者 山下泰裕、吉田秀彦、北田典子、金野潤、園田隆二、海老沼匡、中矢力、梅木真美、泉浩、中村兼三、吉田優也、小川直也、山田利彦、北島康介、岩崎恭子(順不同、敬称略)

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