羽生に聞く「ぜんそくの発作自体はフリーの後にちょっと感じたかな」

[ 2021年3月29日 05:30 ]

フィギュアスケート世界選手権一夜明け ( 2021年3月28日    スウェーデン・ストックホルム )

<世界フィギュア・エキシビション>演技をする羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 【羽生と一問一答】

 ――フリーでバランスを崩したと。ぜんそくが出たという報道もあった。
 「ぜんそくの発作自体はフリーの後にちょっと感じたかなというふうに思うんですけど。でも、終わってみたらちょっと苦しかったなと思うくらいで特にまあ会場入りが遅くなった理由とかではない。自分の中で原因はしっかりしてます」

  ――フリーのチェンの演技を見て。
 「特に何も感じていないです、はっきり言ってしまうと。もちろんチェン選手は素晴らしいと思いますし、やっぱりあの5クワド(4回転)をしかも高難易度のものを、あのクオリティーで全て決めきってプログラムを完成させるのは並大抵ではないですし。これはやっぱ彼の努力のたまものだと思っています。ただ、今回自分が一番感じていたのはやっぱり感染しないこと。何より一番良かったなってホッとしているのは、やっぱり(五輪出場)3枠を獲れた。やっぱり全日本王者だからこそ、五輪の枠に貢献しなくてはいけないという使命感は強くあって、この試合に出たのがかなり強く自分の中にあるので。まずはそれにしっかり貢献して、日本男子の3枠を獲りきれたことは大きいです。あとは、あんまり考えていませんでした」

  ――4回転半は一日どれくらい練習しているのか。
 「本当に自分の中ではリミットは2月の終わりまでに降りなければ(今大会)入れられないと思ってて。一本でも降りたら入れると決めていたんですけど、2月までに降りられなくて。そこらへんはかなり死ぬ気でやってたので。ほかのジャンプ跳んでないですね。アクセルしかやってない、とかあるので。2時間ぶっ続けとか。もちろん4回転半ずっとではないですけど。2時間アクセルばっかりとかっていう練習も結構ありました。平均して45分はやっていると思います」

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