東芝が9Tで今季初勝利 東日本大震災から10年迎える釜石で快勝

[ 2021年3月6日 15:55 ]

ラグビートップリーグ第3節   東芝(勝ち点6) 58―7 三菱重工相模原(勝ち点4) ( 2021年3月6日    釜石鵜住居復興スタジアム )

<三菱重工・東芝>試合前には東日本大震災の被災者に対して黙祷を行う三菱重工(左)と東芝フィフティーン (撮影・西川祐介)
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 東日本大震災から10年を迎える被災地・釜石で初めて開催されたトップリーグで、東芝が今季初勝利(2敗)を挙げた。日本代表主将のフランカー、リーチ・マイケルがゲームキャプテンを務めた。第2節で初勝利を挙げていた三菱重工相模原は連勝ならず、1勝2敗。第4節で東芝はサントリー(13日、秩父宮)、三菱重工相模原はNTTコミュニケーションズ(14日、ギオンス)と対戦する。

 前半の東芝はタックルがよく決まった。オフサイドも目立ったが、速いプレッシャーで相手を後退させ、ターンオーバーも連発した。12分にCTBタマニバルが先制トライを挙げると、20分には自陣ゴール前のターンオーバーから今季初先発のSH高橋が約90メートルを独走。25分にも鮮やかなつなぎから同じく初先発のWTBナイカブラがトライを決めるなど、前半だけで4トライ。後半に5トライを追加した。

 震災で500人以上の死者・行方不明者を出した岩手県釜石市の鵜住居(うのすまい)地区で、全壊した小中学校の跡地に建てられたスタジアム。19年ラグビーW杯の舞台(ウルグアイ―フィジー)となった後は仮設スタンドを外して収容6000人となった上に、新型コロナウイルスの影響で現在の観客上限は半数の3000人。名物の大漁旗も感染拡大防止の観点から振られることはなかった。それでも、W杯後もラグビーやサッカー、野球教室、マラソン大会などで使用されているほか、コロナで県外へ出るのが難しい小中学校の修学旅行の訪問先ともなり、ラグビー体験プログラムも実施されている。

 震災からの復興の象徴であるスタジアムは、ラグビーW杯のレガシーとして今後も活用が期待される。W杯では台風のため中止となったナミビア―カナダ戦の釜石開催は昨年も計画されながらコロナ禍で実現しなかったが、市は「ラグビーメモリアルイベント」の予算を計上しており、関係者は「諦めずに今後も実現を目指したい」と話している。

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