TL初先発の東芝SH高橋が90M独走トライ「走りきる自信はありました」

[ 2021年3月6日 18:40 ]

ラグビートップリーグ第3節   東芝(勝ち点6) 58―7 三菱重工相模原(勝ち点4) ( 2021年3月6日    釜石鵜住居復興スタジアム )

<三菱重工・東芝>試合後、ファンにあいさつする東芝フィフティーン (撮影・西川祐介)
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 東日本大震災から10年を迎える被災地・釜石で初めて開催されたトップリーグで、東芝が今季初勝利を挙げた。専大から加入2年目のSH高橋昂平(24)がトップリーグ初先発。前半20分、自陣トライラインを背にした相手ボールラックのターンオーバーから、カウンターを仕掛けて約90メートルを走りきるトライを挙げた。

 後方から相手WTBらが追いかけてくる中、微妙にコースを変えるなどして“逃げ切った”高橋は「走りきる自信?ありました。(相手の)ロスボールが起きて、それに反応できて前が空いていた」と説明。「震災から10年という意味のある年に、この釜石でいい試合ができたことが凄くうれしい。初先発だったが、個人的にもチーム的にも1週間、いい準備ができていた」と振り返った。

 トッド・ブラッカダー・ヘッドコーチは「コーチズボックスから見ていたが、(高橋が走っている途中でWTBの)ナイカブラの方をちらちら見ていたので、いけないのかなと思った」と話して笑わせたが、先発起用については「多くの新しい選手を起用したが、ベストのメンバーを選んだ結果。チーム全体が成長していると感じるし、競争で試合に出すという意味でもよかった」と説明した。

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2021年3月6日のニュース