複合男子団体SP 渡部暁斗&山本涼太、首位で折り返すも表彰台ならず「メダルを目前で失ってしまった」

[ 2021年3月7日 00:15 ]

ノルディックスキー世界選手権第10日 ( 2021年3月6日    ドイツ・オーベルストドルフ )

複合男子団体スプリント、後半距離の渡部暁斗。山本涼太と組んだ日本は4位だった
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 複合男子団体スプリントが行われ、前半飛躍(ヒルサイズ=HS137メートル)を合計296点の首位で折り返していた渡部暁斗(32=北野建設)と山本涼太(23=長野日野自動車)の日本は後半距離で後退し4位に終わった。日本初の金メダルも期待されたが、2大会ぶりの表彰台も逃した。オーストリアが優勝。2位はノルウェー、3位はドイツだった。

 前半飛躍では渡部暁が136メートル、山本が136・7メートルの合計296点でトップ。2位のオーストリアに2秒差、3位のノルウェーに34秒差をつけて後半距離をスタートさせた。しかし、オーストリアが序盤から飛ばして首位に立つと、日本はペースを上げることができずノルウェーにも追い越される展開に。さらに終盤はドイツにも捉えられ、渡部暁が銅メダルを懸けてデッドヒートを演出したが力尽きた。

 今大会の最終種目を終えた山本は「ジャンプはかなり良い状態で締めくくることができたが、走力の部分でかなり差があるなと感じた」とコメント。渡部暁は「メダルを目前で失ってしまったのですごく悔しい。走力が日本にとって課題。ジャンプが良いから、そこに慢心があるのかなって思う」と冷静に分析した。

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2021年3月6日のニュース