日野は開幕3連敗 PR久富雄一は最年長先発出場記録をまた更新

[ 2021年3月6日 18:38 ]

ラグビー・トップリーグ第3節最終日 ホワイトカンファレンス   日野7―52神戸製鋼 ( 2021年3月6日    神戸市ユニバー記念競技場 )

<神戸製鋼・日野>後半、神戸製鋼の突進を阻む日野・久富(手前左)(撮影・坂田 高浩)
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 日野は開幕3連敗を喫した。前半17分、敵陣10メートル付近、右サイドでのラインアウトで、WTBペニーが一次アタックでスルスルと抜けて40メートル独走トライ。一時は同点に追いついたが、接点で押され、神戸製鋼の速いパス回しにも翻弄(ほんろう)されて、徐々に勢いを失った。反則の多さも響いて主導権を握れなかった。

 ただ、速い上がりのディフェンスで神戸製鋼に重圧をかける場面もあった。攻撃では、オフロードパスを駆使して近場を突破する場面が目立った。

 W杯2大会で日本代表主将を務め、今季から指揮を執る箕内拓郎ヘッドコーチ(45)は「今週、ディフェンスに特に力を入れた。ラインアウト、スクラムでもプレッシャーをかけられた。戦いたいところでは戦えた手応えがあった」と大敗の中に光を見いだした。

 3試合連続スタメンのプロップ久富雄一は、今季初戦で樹立したリーグ最年長先発出場記録を更新し、42歳207日に伸ばした。現役時代、長く一緒にプレーした箕内ヘッドは「彼にとって年齢は数字でしかない。(運動量の多さを示す)練習中のGPSの数値を、今でも更新している。年齢が理由では外せない。取り組み姿勢で、若手、外国人からもリスペクトをもらっている」と存在の大きさを称えていた。

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