松山、6バーディー68で7位浮上 アプローチ好調、逆転Vへ「チャンスはある」

[ 2021年3月1日 02:30 ]

世界選手権シリーズワークデー選手権第3日 ( 2021年2月27日    フロリダ州 コンセッションGC=7564ヤード、パー72 )

第3ラウンド、6番でバンカーショットを放つ松山英樹。通算10アンダーで7位
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 12位から出た松山英樹(29=LEXUS)は6バーディー、2ボギーの68と伸ばし通算10アンダーの7位に浮上した。首位とは5打差で変わらず。72で回った稲森佑貴(26=国際スポーツ振興協会)は通算3アンダーで28位に後退。67をマークした全米プロ選手権覇者のコリン・モリカワ(24=米国)が通算15アンダーで単独首位に立った。

 松山の口を突いたのは「最後がもったいなかった」という最終18番を悔やむ言葉だった。2メートルのパーパットを外すボギー。確かに首位との5差は詰められなかったが、順位は12位から7位に浮上。逆転可能な位置でムービングデーを終えた。

 1番でバンカーから直接入れ、3番でもバンカーからの第3打をピンそば60センチに寄せてバーディー。14番パー3ではグリーン左ラフからチップインバーディーを奪った。グリーン周りでのアプローチの貢献度を示す数値は全体1位。パットが「思うようにいかなかった」という中でも、寄せの精度の高さで4つスコアを伸ばした。

 5打差を追う最終日。29歳は「ストローク差はあるけど、いいショット、いいパットが続けられればチャンスはある」と逆転優勝を諦めていない。

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2021年3月1日のニュース