岡田久美子は7連覇を阻まれ涙「負けちゃいました」

[ 2021年2月21日 14:02 ]

陸上・日本選手権20キロ競歩 ( 2021年2月21日    神戸市・六甲アイランド周回コース )

<第104回日本陸上選手権大会女子20Km競歩)二着でゴールし一着の藤井菜々子(左)を祝福する岡田久美子(撮影・後藤 正志)
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 女子の7連覇を狙った岡田久美子(29=ビックカメラ)は「負けちゃいました」と潔かった。優勝した21歳の藤井菜々子に1分6秒差の1時間31分51秒。15キロまで一騎打ちを演じていたが、終盤のペースアップに付けなかった。

 6年間、女王の座を守ってきた。1強時代は、モチベーションの維持が難しく、ライバルの台頭を待ち望んでいた。目をかけてきた藤井の成長が「私を強くさせてくれた」とプラスに受け止めていたが、ついに立場を逆転された。会見では「連覇を意識しすぎたのか、プレッシャーを感じすぎて、自滅しました」と丁寧に答えた。そして、「やっとこれで同じ位置。次から藤井さんに引っ張ってもらいたい。本当は考えなくていいのに、私が女子競歩を引っ張らないといけないって、プレッシャーを感じていた。そう考えなくていいので、ホッとしている部分があります」と涙ながらに語った。

 昨年はリンパ節が腫れる体調不良に悩まされ、満足に練習ができなかった。今、どん底からようやく上昇カーブを描き始めたところ。このままでは終われない。

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