全豪OP優勝の大坂「緊張していた。試合前、いいプレーはできないかもしれないと…」

[ 2021年2月21日 05:30 ]

テニス全豪オープン第13日 ( 2021年2月20日    オーストラリア・メルボルンパーク )

観客にサインをする大坂(AP)
Photo By AP

 女子シングルス決勝で、第3シードの大坂なおみ(23=日清食品)が世界ランキング24位のジェニファー・ブレイディ(25=米国)に6―4、6―3で快勝し、2年ぶり2度目の優勝を果たした。

 【大坂に聞く】――昨年の全米オープン準決勝で戦った相手だった。あの時と比べて。

 「精神面での戦いになった。お互い緊張していたと思う。私は特に緊張していた。試合前、いいプレーはできないかもしれないと言い聞かせた。全てのポイントで戦おうと考えた。精いっぱいトライした」

 ――気持ちの強さはどう身に付けたのか?

 「経験が大切。いろいろなことを経験して少しずつ自信を付けられた。いろいろ以前より改善できた。リターンも良くなった。大会を通して以前より反撃できるようになっている」

 ――過去3度の四大大会優勝のトロフィーはどこに置いてあるのか。

 「18年全米のものは両親の家にあり、ケースの中に入っている。ほかの2つは私のロサンゼルスの家にあり、リビングに置いて刺激にしている。オフシーズンには19年全豪のトロフィーを見て、また優勝へ挑戦しようという気持ちにしてくれた」

 ――4大大会で10度優勝することは可能か。

 「いまは5度目の優勝を考えている。5度目を勝てたら、7度目や8度目を考えるかな。私は大風呂敷を広げたくない」

 ――4大大会で初優勝から決勝では4連勝。1968年のオープン化以降で男子のフェデラー(スイス)、女子のセレシュ(米国)に肩を並べた。

 「それは驚き。でも自分の望む道を進めるのは自分だけ」

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2021年2月21日のニュース