中野将も初先発初トライ 圧勝サントリー 6人が出色デビュー ラグビートップリーグ

[ 2021年2月21日 20:44 ]

ラグビートップリーグ第1節   サントリー75―7三菱重工相模原 ( 2021年2月21日    神奈川・ギオンスタジアム )

<三菱重工相模原・サントリー>前半ロスタイム、リーグ初トライを決め、仲間からの祝福を受けるサントリーのSOバレット(中央左)
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 サントリーはSOボーデン・バレット(29)を含む6人がトップリーグ(TL)デビューを果たし、選手層の厚さを見せつけた。

 バレットとともにデビュー戦初トライをマークしたのがWTB中野将伍(23)。前半はボールを持つシーンが少なかったが、後半に本領発揮。6分、右サイドの攻撃で2度オフロードパスをつなぎ、No・8タタフのトライをアシスト。その6分後には自陣から約55メートルを走りきり、記念すべきトライを記録した。

 中野将は19年度に大学日本一に輝いた早大のVメンバー。1メートル86、100キロの体格を生かし、大学時代までは主にセンターで活躍した。昨年には最終年となったサンウルブズの一員としてプレーし、4月にサントリー入り。本来のポジションではないものの、見事開幕スタメンをつかんで結果を残し、「センターでもウイングでも準備している。どちらでも自分のパフォーマンスができるようにしたい」と話した。

 中野将とは早大同期のSH斎藤直人、プロップ中野幹はともに途中出場でデビュー。2年目のロック辻雄康は、先発して攻守で体を張り続けた。身長2メートル6のロック、ハリー・ホッキングスはラインアウトで存在感を発揮。デビュー組の活躍に、ミルトン・ヘイグ監督も「練習試合でもいいパフォーマンスをしていたので、活躍してくれると思っていた。それぞれ役割を理解し、ベストパフォーマンスをしてほしかったが、その意味でもやってくれたと思う」と目を細めた。

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