池江璃花子 好記録で復帰後初優勝「どんな試合でも1位はもの凄くうれしい」「自信になった」

[ 2021年2月21日 17:29 ]

東京都オープン最終日 ( 2021年2月21日    東京辰巳国際水泳場 )

女子50メートルバタフライで優勝した池江璃花子
Photo By 代表撮影

 女子50メートルバタフライは、白血病からの完全復活を目指す池江璃花子(20=ルネサンス)が25秒77で復帰後初優勝を飾った。

 25秒11の日本記録を持つ池江は中盤か伸びのある泳ぎを見せ、2位に1秒以上の大差をつけてフィニッシュ。非五輪種目ながら19年の世界選手権の決勝進出タイムも上回り、「本当に5秒出せるとは思っていなかった。ビックリしましたしうれしいです。今の自分の状況でいうと、85点くらいあげても良い」と笑顔を浮かべた。

 昨年8月末の50メートル自由形で594日ぶりにレース復帰。これまで2位と3位はあったものの、復帰5戦目にして念願の頂点に立った。有力選手は出場していなかったが「どんな試合でも1位を取れたことはもの凄くうれしいこと。組で1番とか、予選で1番っていうレースはあったけど、決勝で1位を取ってタイムもついてきたのは今後に向けて良い自信になったと思います」と充実の表情を見せた。

 東京五輪選考会を兼ねる4月の日本選手権(3~10日、東京アクアティクスセンター)の参加標準記録も難なく突破し、これで50、100メートルの自由形と50、100メートルバタフライの4種目の出場権を得た。出場種目については未定だが「もう出場する方向で決まっているので、出るからには良い位置を狙いたい」と力を込めた。

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