横綱・鶴竜 合同稽古で16戦全勝 感触は「悪くはない」「ここまで順調」

[ 2021年2月20日 15:01 ]

御嶽海と三番稽古する鶴竜
Photo By 代表撮影

 大相撲の合同稽古が20日、東京・両国国技館の相撲教習所で始まり、4場所連続休場中の横綱・鶴竜(35=陸奥)が参加した。

 鶴竜は昨年12月の合同稽古では相撲を取らなかったが、この日は小結・御嶽海と三番稽古を行い、16戦全勝。立ち合いから素早くまわしを引いて一気に出たり、前ミツを奪って引きつけながら出る相撲などを確認した。初場所中も土俵での稽古は行っており「相撲取ることはなかったけど、それ以外のことはしっかりやっていた」と説明。この日の感触を問われると「今のところは悪くはない。(痛めた腰は)まあここまで順調にきているので、このままいきたいと思っている」とリラックスした表情で話した。6日間ある合同稽古には皆勤する意向を表明。「なるべく場所で当たる相手とやっていきたい」と抱負を口にした。

 昨年11月場所後の横綱審議委員会では「注意」の決議を受け、1月の初場所も全休。春場所(3月14日初日、両国国技館)は進退が懸かる。「やっと(体が)元気になってきた。(実戦)感覚はやって掴んでいくしかない。しっかり準備したい」と意欲を示した。

 この日は大関・朝乃山、小結・高安、平幕・阿武咲らも参加。横綱・白鵬も22日から参加する予定となっている。

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2021年2月20日のニュース