大坂、全豪OP決勝へリラックスムード コーチが明かした“勝者のメンタリティー”

[ 2021年2月20日 05:30 ]

テニス全豪オープン 20日女子シングルス決勝 ( オーストラリア・メルボルンパーク )

全豪オープンテニスの女子シングルス決勝に向け、調整する大坂なおみ。左はコーチのウィム・フィセッテ氏
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 女子シングルス準決勝から一夜明けた19日、大坂なおみ(23=日清食品)はメルボルンの会場で男性の練習相手と打ち合うなど約40分間、軽めに調整した。午前10時前にコートに現れると約20分間、腿上げや、はしご形の器具を使ってのステップでウオーミングアップ。その後はサーブやバックハンドのリターンなどを確認した。

 過去4大大会決勝は3戦全勝。ツアー大会決勝も6勝2敗と大きく白星が先行しており「準優勝者を人は覚えていない、というメンタリティーで戦っている。勝者の名前こそが刻まれる」と大一番を見据える。

 19年末からコンビを組むフィセッテ・コーチは過去に元世界1位のアザレンカ(ベラルーシ)らを指導。4大大会勝者の共通点を「大きな試合や大事な場面が好き」と分析し「(大坂は)S・ウィリアムズ(米国)との準決勝の前も、おもちゃ屋に向かう子供のように興奮していた」と明かした。

 4大大会で決勝初進出から4回連続優勝となれば68年のオープン化以降ではモニカ・セレシュ(米国)、マーガレット・コート(オーストラリア)に続く史上3人目。練習の合間にはフィセッテ・コーチらの姿を撮影するなどリラックスムードだった大坂が、平常心で4度目のグランドスラムを獲りにいく。

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