大坂なおみ 2年ぶり2度目の全豪制覇 4大大会4勝目

[ 2021年2月20日 19:05 ]

テニス全豪オープン第13日 ( 2021年2月20日    オーストラリア・メルボルンパーク )

2年ぶりに全豪オープンを制した大坂なおみ(AP)
Photo By AP

 女子シングルス決勝で第3シード大坂なおみ(23=日清食品)が世界ランキング24位のジェニファー・ブレイディ(25=米国)に6―4、6―3で勝利し、2年ぶり2度目の優勝を果たした。18年全米、19年全豪、20年全米に続く、4大大会4勝目。グランドスラムの準々決勝以降で負けない不敗神話を継続し、昨年8月から続く公式戦の連勝も21に伸ばした。

 ブレイディとは過去2勝1敗。昨年の全米準決勝でフルセットにもつれる2時間8分の激闘の末に競り勝ったが、この日はストレートで退けた。第1セットは第4ゲームで先にブレークに成功。第5ゲームでブレークバックを許したが、5―4で迎えた第10ゲームで相手サービスゲームを攻略した。第2セットは第1ゲームから4ゲームを連取。常に先手を取る危なげない試合運びだった。

 21年最初の4大大会を制し、同年に全豪、全仏、ウィンブルドン、全米のグランドスラムに加え、五輪も制す5冠を達成する“ゴールデンスラム”の挑戦権を得た。4年に1度しかチャンスのないだけに、プロ参加が解禁となったソウル五輪が開催された88年にシュテフィ・グラフ(ドイツ)が達成したのが最初で最後。史上2人目の偉業に挑む。

続きを表示

この記事のフォト

2021年2月20日のニュース