全豪Vの大坂なおみが観客に感謝のスピーチ 「心を開き、私たちを迎えてくれて本当にありがとう」

[ 2021年2月20日 19:38 ]

テニス全豪オープン第13日 ( 2021年2月20日    オーストラリア・メルボルンパーク )

2年ぶりに全豪オープンを制した大坂なおみ(AP)
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 女子シングルス決勝で第3シード大坂なおみ(23=日清食品)が世界ランキング24位のジェニファー・ブレイディ(25=米国)に6―4、6―3で勝利し、2年ぶり2度目の優勝を果たした。18年全米、19年全豪、20年全米に続く、4大大会4勝目。優勝賞金275万オーストラリアドル(約2億2800万円)を獲得した。

 グランドスラムの準々決勝以降で負けない不敗神話を継続して昨年8月から続く公式戦の連勝も21に伸ばし、表彰式の優勝スピーチで喜びを語った。

 「皆さん、こんばんわ。まず最初にジェニファー(ブレィディ)を称えたいです。(昨夏の)全米オープンでは準決勝で対戦しました。あなたが私にとって絶対に難しい相手になると言っていたら、その通りになりました。この数カ月、あなたのプレーを見ていて刺激になりました。非常に努力してきたと思います。あなたのチームにもおめでとうと伝えたいです。私のチームは家族のようなものなので、あなたたちも非常にさまざまな冒険をしてきていると思います。おめでとうと伝えたいです。そして、あなたのお母さんも誇りに思っているでしょう。あなたの家族も友人もあなたを誇りに思っていると思います。今後もっと対戦すると思うので、慣れないといけませんね。この状況に。そして私のチームの感謝します。あまりに長く一緒にいすぎました。1カ月以上、一緒にいます。隔離を一緒に乗り越えました。私にとって家族のような存在です。トレーニング、試合中ずっと一緒です。試合前、緊張している私の話を聞いてくれます。そのことに感謝しています。これはあなたたちにささげます。そして(会場の)皆さんに感謝します。ここに見に来てくれてありがとうございます。前のグランドスラム(昨夏の全米)は無観客でした。エネルギーをいただけて本当に力になりました。そして心を開き、私たちを迎えてくれて本当にありがとうございます。グランドスラムを今、戦えるのは本当に大きなこと。機会をくれた皆さんに感謝します。来年も戻って来れたらいいなと思います。ありがとうございました。

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