ウェールズが後半の2Tで逆転勝ち 前半退場者のアイルランド黒星発進 欧州6カ国対抗

[ 2021年2月8日 03:00 ]

ラグビー欧州6カ国対抗シックス・ネーションズ2021 ( 2021年2月7日    英カーディフ )

<ウェールズ・アイルランド>指示を出すウェールズのノース(AP)
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 前回5位のウェールズが同3位のアイルランドを地元で21―16と破り、2年ぶりの優勝へ白星スタートを切った。第2節ではウェールズがスコットランド(13日、エディンバラ)と、3年ぶりの王座へ痛い黒星発進となったアイルランドはフランス(14日、パリ)と対戦する。

 ウェールズは前半5分にFBハーフペニーのPGで3―0と先制。14分には密集に頭突きする形で突っ込んだアイルランドのフランカー、オマホニーが一発退場を宣告され、15人対14人となった。ウェールズは同19分にもハーフペニーのPGで6―0としたが、ここから1人少ないアイルランドが接点で優位に立ち始めて相手反則を誘い、SOセクストンが29分、35分とPGを決めて6―6の同点。37分にはCTBヘンショーの突破からロックのバーンが左中間へトライを決め(コンバージョン成功)、13―6と逆転して前半を終えた。

 しかし、ウェールズは後半開始からSHをT・ウィリアムズからG・デービスに入れ替え、9分に敵陣でのターンオーバーを機に、この日はWTBではなくCTBで起用されたノースが右中間へ飛び込んで13―11と2点差に。19分にも相手ゴール前左ラインアウトから素早いパス回しを見せ、6カ国対抗初出場の20歳WTBリースザミットが右隅へトライを決め(コンバージョン成功)、18―13と試合をひっくり返した。26分にもハーフペニーのPGで21―13とリードを広げた。

 アイルランドは早めの選手交代で数的不利をカバーし、後半32分に負傷のセクストンに代わって入ったSOバーンズがPGを決めて21―16と追い上げた。だが、試合終了間際に敵陣で得たPKで、ゴール前ラインアウトを狙ったバーンズのキックが長すぎてタッチインゴールを割り、フルタイムの笛。逃げ切ったウェールズは対アイルランドの連敗を4で止めた。

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2021年2月8日のニュース