チーフスのリード監督に“二重の悲劇” 息子の車が衝突事故を起こして5歳の少女が重体

[ 2021年2月8日 14:50 ]

チーフスを率いたアンディー・リード監督(AP)
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 スーパーボウルの連覇を逃したチーフスのアンディー・リード監督(62)は試合後、沈痛な面持ちになっていた。息子でチーフスのラインバッカー・コーチを務めているブリット・リード氏(35)が運転していた車が、地元のカンザスシティー(ミズーリ州)を出発する2日前にハイウェーの入り口で衝突事故を引き起こし、5歳の少女が重体となっているためで「事故に巻き込まれた方々は本当にお気の毒だと思う。とくに命と戦っているお嬢さんのことが心配でならない」と言葉を詰まらせていた。

 AP通信によれば、事故はまず1台目の車が燃料切れでハイウェーの入り口付近に停車。それを助けようと2台目の車が停まっていた。そこにリード・コーチが運転していたピックアップ・トラックが1台目の車の左前部に衝突。その衝撃で2台目の車の後部に追突し、その車に乗っていた5歳の少女を含む2人の子どもが病院に搬送された。

 リード監督はスーパーボウルで最後まで指揮を執り続けたが試合はバッカニアーズに9―31で苦杯。そこに家庭の事情も加わって“二重の悲劇”に見舞われた形となり「もうこれ以上のことはコメントできないんだ。ただ人間として心が痛む」と表情を曇らせていた。なおリード・コーチはタンパ入りはしなかった。

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