理想は天理大のスクラム 女子15人制代表・小鍛治「低さで勝負」

[ 2021年1月29日 14:20 ]

和歌山合宿でスローイングの練習を行う小鍛治歩(日本ラグビー協会提供)
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 今秋のラグビーW杯ニュージーランド大会を目指し、和歌山県内で合宿中の女子日本代表のフッカー小鍛治歩(20=花園ホーリーホックス)が29日、オンライン取材に応じ、「アジア予選(3月、香港)に向けてプレーを向上、チームもレベルアップさせて試合に挑みたい」などと語った。

 小鍛治の兄は、今年度の全国大学選手権を制した天理大4年プロップの悠太。今月11日の決勝は、東京・国立競技場で観戦したといい、「(優勝は)うれしかった。(後日)私の成人祝いもあり、ちょっといいお店で一緒にお祝いしました」とニッコリ。兄妹の会話でラグビーが話題に上がることは少ないというが、天理大の試合は頻繁に観戦に訪れる。「スクラムを見ることが多い。天理大も(選手が)低くて小さい。日本人が世界で戦う状況と似ている。低さで勝負するというのは同じ感じだと思うので」と話し、大学日本一になったスクラムがお手本となっていることを明かした。

 29日にはW杯の試合日程が発表され、日本はアジア予選を1位突破すれば、9月18日にカナダ、同23日に欧州予選1位チーム、同28日に米国と対戦することになった。小鍛治は「まだアジア予選があるので、そこに向けて今できることをしている」と話し、先を見過ぎず、目の前の目標に集中する心構えを示した。

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2021年1月29日のニュース