3大関をはじめ三役を総なめにした大栄翔　「救世主が現れた」と八角理事長べた褒め

大相撲初場所7日目 （ 2021年1月16日    両国国技館 ）

＜初場所・7日目＞隆の勝（右）を押し出す大栄翔（撮影・吉田　剛）
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　三役復帰を目指す平幕の大栄翔が関脇・隆の勝を迫力満点の立ち合いのぶちかましから、一気に押し出した。

　これで初日から無傷の7連勝。3大関に加え三役全員を総なめにして、もう1人全勝だった明瀬山に敗れたことで、ついに単独トップに立った。

　八角理事長（元横綱・北勝海）は「救世主が現れたというのかな。今日の立ち合いは、今場所はいいけど、その中でも一番良かった。タイミングといい、当たってからの瞬発力といい、手も伸びている。隆の勝も、まさかこういう相撲になるとは思っていなかっただろう。こういう内容の相撲を取ると期待が全然違う。ヒーロー、救世主というのかな。横綱2人が休場する中でね」と絶賛する相撲内容だった。

　あすの中日からは平幕との対戦。この勢いなら後半戦も優勝争いをリードする立場は揺るがないだろう。八角理事長は「本人は全部勝とうと思ってやっているんだろうけど、終わって、後から勝ってしまったと思うんじゃないかな。明日以降も一つずつじゃないですか。よくいう話だけど」と期待した。