張本「チョレイ」注意されるも逆転8強!コロナ下“新様式”での大会「うまくやっていくしかない」

[ 2021年1月16日 05:30 ]

卓球全日本選手権第5日 ( 2021年1月15日    大阪市・丸善インテックアリーナ大阪 )

熱戦に力が入り雄叫びをあげる張本智和(撮影・北條 貴史)
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 卓球男女シングルスの「スーパーシード」が4回戦から登場し、男子の張本智和(17=木下グループ)が苦しみながら8強入りした。6回戦ではカット型の御内健太郎(31=シチズン時計)にマッチポイントを握られながら、フルゲームの末に逆転勝ち。東京五輪イヤー初戦となる今大会は、新型コロナウイルス感染防止の観点から大声は禁止で、審判に「チョレイ!」を注意される場面もあったが、17歳は止まらない。

 分かっちゃいるけど、やめられない。6回戦で「チョレイ」が、無観客の体育館に何度も響き渡った。カット型の御内に第6ゲームでマッチポイントを握られるフルゲームの大接戦。あわや、に力が入るのは当然だった。

 「抑えるつもりでしたけど、勝負事である以上は声を出すことが勝ちたい証ですし、相手への敬意だと思う。最大限の配慮は、あそこまでだと思う」

 大会開始前に42人、開幕後も7人の棄権者を出したコロナ下の特別な大会。選手への注意事項の一つに「不要な声出しをしないこと。特に大きな声を出さないこと」がある。17歳も「そういうルールがあるのは知っている」と、初戦となった4回戦はブレーキを踏んでいだ。

 しかし、「いいプレーではなかった」という5回戦から“雲行き”が怪しくなる。6回戦の終盤は絶叫の連続。守備に徹する相手と長いラリーが続き「肩がきついけど、ケガをしてもいいくらいの気持ちで振った」と力を振り絞った分、声も大きくなった。昨年12月に腰を痛めて不安を抱えていたことも、気持ちの高ぶりにつながったようだった。

 試合中、そして試合後にも審判から注意を受けた。「できるだけ協力します」と伝えたものの、内なる声を抑えるのは簡単ではない。「何度も審判に声を掛けられてやりづらいところがあるので、うまくやっていくしかないと思います」。それでも、勝負が懸かれば動じないのが17歳の強さだ。昨年の準Vの悔しさを晴らして、3大会ぶり2度目の頂点へ。五輪イヤー初戦は“新様式”との戦いも続くことになる。

 ▽今大会の注意事項
 (1)不要な声出しをしないこと。特に大きな声を出さない。
 (2)卓球台で手を拭かない。
 (3)卓球台の汗は副審に拭いてもらう。
 (4)シューズの裏で手を拭かない。
 (5)試合中は手で顔を触らないように気を付ける。

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