ウィザーズの2試合がさらに延期 陽性6人を含む9人が離脱 NBAは選手枠を1つ拡大へ

[ 2021年1月16日 08:05 ]

管理下に置かれているウィザーズの八村(AP)
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 NBAウィザーズのトミー・シェパードGMは15日、契約下にある17人の選手のうち6人が新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示し(2人は症状あり、4人は無症状)、他の3人も感染防止規定の管理下に置かれていることを公表。この9人の中にはすでに管理下に置かれている八村塁(22)も含まれていると見られている。

 ウィザーズの試合は13日のジャズ戦と15日のピストンズ戦が延期となっていたが、現時点ではセンターのトーマス・ブライアント(23)が膝のじん帯断裂で今季のプレーが不可能となっている影響もあって試合実施に必要な「8選手」をそろえることは不可能で、17日と18日に地元ワシントンDCで行われる予定だったキャバリアーズ戦の2試合も延期となった。

 NBAではラプターズの渡辺雄太(26)のように、マイナーのGリーグとの契約が重なる「2―WAY契約」の選手を各チームで2人まで(経験3年以内)認めているが、15日にこの枠をさらに1つ増やすことで各チームの幹部とリモート会議で協議。選手会と合意すれば選手枠は17から18(試合登録は15人)に拡大されるが、シェパードGMはこれを受けて“18人目”の選手の獲得に向けて動くことを表明した。

 なお「2―WAY契約」の選手のNBAチームの帯同期間は45日間だったが、感染拡大の影響を受けてレギュラーシーズンが82試合から72試合となった今季は「50試合」まで出場可能。最低年俸45万ドル(約4700万円)も保証されている。

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2021年1月16日のニュース