高谷惣亮が4階級にわたる10連覇 恒例パフォでNiziUの縄跳びダンス披露

[ 2020年12月20日 19:39 ]

レスリング全日本選手権最終日 ( 2020年12月20日    東京・駒沢体育館 )

全日本レスリング最終日 男子フリースタイル92キロ級で優勝し喜ぶ高谷惣亮(代表撮影)
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 男子フリースタイル92キロ級決勝は来年3月の五輪アジア予選(中国・西安)86キロ級代表の高谷惣亮(31=ALSOK)が山中良一(名古屋工業高教員)をテクニカルフォール勝ちで下し、4階級にわたって10連覇を達成した。

 開始直後に片足タックルを決め1分24秒で勝負をつけると、勝利後恒例のパフォーマンスでアイドルグループ「NiziU(ニジュー)」の「縄跳びダンス」を披露。11年の74キロ級から79、86、92キロと4階級にわたり、男子では史上3人目となる10年連続の日本一に「素直にうれしい」とはにかんだ。

 パワーのある海外選手対策として、五輪出場を目指す86キロから階級を1つ上げて臨んだ。体格差をものともせず「弱いところを突いて力を分散させているので、相手の重さを受けないレスリングができた。満足ですね」と納得の表情。新型コロナウイルスの影響でマット練習ができない期間はSNSなどで中高生と積極的に交流し「良い取り組みができた。レスリングプラス、人としても成長できた1年だった」と振り返った。

 来年3月の五輪アジア予選で2位以内に入れば3大会連続の五輪出場が決まる。来夏を32歳で迎えるベテランは勝利パフォーマンスに引っ掛けて「僕はサンジューですけど、ニジューの年齢に負けないようにしたい」とおどけつつ、「2位じゃだめ。アジア予選で優勝して、東京で金メダルを獲りたい」と力を込めた。

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