高校2年生の藤波朱理が53キロ級で初出場初V「楽しかった」

[ 2020年12月20日 20:01 ]

レスリング全日本選手権最終日 ( 2020年12月20日    東京・駒沢体育館 )

女子53キロ級で優勝した藤波朱理(代表撮影)
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 女子53キロ級は三重・いなべ総合学園高2年生の藤波朱理が初出場で初優勝を飾った。初戦で17、18年世界女王の奥野春菜(至学館大)にテクニカルフォール勝ち。決勝は19年世界選手権55キロ級銀メダルの入江ななみ(ミキハウス)を6―0で下し「全日本選手権は小さい頃から憧れていた舞台。自分の攻めるレスリングを貫こうと思った。勝ててうれしい」とはにかんだ。

 兄は17年世界選手権男子フリースタイル70キロ級銅メダリストの藤波勇飛(ジャパンビバレッジ)。強烈なシニアデビューを飾った17歳は「力の差は感じなかった。強い選手と組み合うことが好きなのでワクワクしたし楽しかった」と振り返りつつ、「タックルに入った後が課題」と引き締め直す。53キロ級は向田真優(ジェイテクト)が東京五輪代表を決めているが、24年パリ五輪に向けて「目標は五輪で優勝すること。チャンスが巡ってきたらモノにできるようにしたい」と意気込んだ。

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