世羅は男子も強かった! 高校男子駅伝、独走で5年ぶり10度目の優勝 女子とアベックV

[ 2020年12月20日 14:54 ]

第71回全国高校男子駅伝 ( 2020年12月20日    京都市・たけびしスタジアム京都発着 42.195キロ )

<全国高校駅伝 男子>5年ぶり10回目の優勝で男女アベックVを達成し、ガッツポーズでゴールする世羅7区の塩出(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 全国高校駅伝は20日、京都市のたけびしスタジアム京都発着のコースで行われ、第71回大会の男子(7区間、42.195キロ)は、世羅(広島)が2時間1分31秒で、史上最多となる5年ぶり10度目の優勝を果たした。女子も世羅が優勝しており、アベック優勝を達成。連覇を狙った仙台育英(宮城)は2位に終わった。

 世羅は1区は9位で発進し、2区の吉本で5位に浮上。そして3区(8.1075キロ)の2年生・ムワンギが22分39秒で区間新記録を達成する快走で、独走状態に入った。4区の新谷は途中わき腹を抑えるなど苦悶の表情を浮かべたが、しっかりリードを守ると、下級生たちも感化。5区の1年生・石堂、6区の2年生・吉川、最終7区の2年生・塩出が首位を守り、追い上げてきた仙台育英を振り切って、ゴールテープを切った。

 新宅昭二監督は、女子とのアベック優勝に「同じ場所で練習してきたので、必ず男子もやってくれると信じていましたが、プレッシャーはありました。選手が非常によく頑張ってくれた」と感激の面持ち。ゴールテープを切った塩出は「この1年間、優勝するために練習してきて、優勝できたのでうれしかった。1区から流れをつくってくれ、1番でタスキを渡してくれたので、その流れで絶対に1番を取ろうと思って走った。(後続の追い上げにプレッシャーは)少しあったが、1番で来てくれたので、自分のペースで確実に行こうと思った」と話した。

続きを表示

2020年12月20日のニュース