沙羅 101度目の表彰台、追い風も粘り3位「やるべきことに集中できた」

[ 2020年12月20日 05:30 ]

ノルディックスキー・W杯ジャンプ女子個人第1戦 ( 2020年12月18日    オーストリア・ラムソー )

101度目の表彰台となった高梨沙羅(AP)
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 18日に個人第1戦(ヒルサイズ=HS98メートル)が行われ、高梨沙羅(24=クラレ)が88メートル、89・5メートルの合計240・1点で3位となった。高梨の表彰台は101度目。伊藤有希(26=土屋ホーム)も5位に入った。19歳のマリタ・クラマー(オーストリア)が94メートル、96メートルの253・6点で、今年1月以来となる通算2勝目を挙げた。丸山希(22=明大)は25位、岩渕香里(27=北野建設)は29位だった。

 コロナ禍で日程が狂い、調整も乱れた。そんな苦境を乗り越え、高梨が上々のスタートを切った。終始吹き付けた追い風をものともせず、2回ともK点(90メートル)付近まで粘り、着地もまとめた。「自分のやるべきことに集中できた」と満足げに口にした。1回目は課題だった助走速度で出場選手の平均時速を0・3キロ上回った。2回目は飛型点でトップの54・0点。今月上旬まで雪上練習ができなかったことを考えれば、まずまずの内容で「安心できた」と安堵(あんど)の声を漏らした。

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2020年12月20日のニュース