世羅が逆転優勝 最終5区のムッソーニが7人抜きで5年ぶりV 全国高校女子駅伝

[ 2020年12月20日 11:58 ]

第32回全国高校女子駅伝 ( 2020年12月20日    京都市・たけびしスタジアム京都発着 21.0975キロ )

<高校駅伝 女子>   1位でゴールテープを切る世羅のアンカー ムッソーニ       (撮影・成瀬 徹)  
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 全国高校駅伝は20日、京都市のたけびしスタジアム京都発着のコースで行われ、第32回の女子(5区間、21.0975キロ)は世羅(広島)が、1時間7分13秒で5年ぶり2度目の優勝を果たした。歴代8位の好記録となった。2位には神村学園(鹿児島)。連覇を狙った仙台育英(宮城)は3位に終わった。

 レースは1区で、北九州市立(福岡)の酒井が飛び出して独走したが、2区以降で徐々に差が縮まり、3区以降は激戦。世羅は3区で9位まで順位を落としたものの、4区で8位に上がり、最終の5区でムッソーニが7人抜きの快走。5区の途中でトップに立った神村学園のバイレを抜いて、そのままトップでゴールに入り、5年ぶりのV奪還となった。

 ムッソーニが記録した14分37秒は5区(5キロ)区間新記録。中川久枝監督は「テレシア(・ムッソーニ)に渡った瞬間にいけると思った。落ち着いた走りを見せてくれた。絶対的な信頼をしていたので、最後よく走ってくれた。5人がよくやってくれた」と、優勝に感慨深げ。ケニア人留学生のムッソーニは「今年は、いろいろ悔しさがあったが、この大会で晴らそうと思って頑張った。(区間新は)本当にうれしい。先生たちや、地域の方々や、チームメートのサポートがパワーに変わりました」と感謝した。

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