世界最優秀SO/FBバレットがサントリー合流　満面笑みで通行人をメロメロに

＜サントリー練習＞チームに合流し、軽快な動きを見せるB・バレット（右はケレビ）（撮影・吉田　剛）
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　今季からラグビー・トップリーグ（TL）のサントリーに加入したニュージーランド代表SO/FBボーデン・バレット（29）が15日、東京都府中市でのチーム全体練習に初合流した。午前はウエートトレーニングを行い、午後には屋外で2時間弱の練習。さっそくほぼフルメニューをこなし、来年1月16日の開幕トヨタ自動車戦（豊田スタジアム）に向けて本格始動した。

　バレットはオーストラリア一国開催となったトライネーションズ（南半球3カ国対抗）後、同国から家族とともに直接来日。2週間の待機期間中は、関係機関の許可を得て、大分合宿中でチームが不在だった府中市のチーム施設でトレーニングを行っていたという。前日14日に待機期間が終了し、晴れてチーム合流となった。

　練習では日本代表の中村亮土新主将と行ったウオームアップ中にリラックスした表情をのぞかせたり、新人SH斎藤直人とパス練習する場面も。ハーフコートを使ったアタック＆ディフェンスでは、SOの位置に入って切れのある動きを披露した。全体練習後にはプレースキックの個人練習。施設の外周歩道近くに蹴ったボールを取りに行った際には、たまたま通りがかった女性の通行者に満面の笑みを見せ、メロメロにさせてみせた。

　16、17年の世界最優秀選手賞を受賞し、今季のトップリーグでプレーする海外選手の中でも、三指に入る超大物と言えるバレット。サントリーは19日にトヨタ自動車との練習試合を予定しており、さっそく実戦デビューするかどうかに注目される。