レイブンズが接戦を制して8勝目 QBジャクソン負傷退場から復帰後にTDパス

[ 2020年12月15日 14:18 ]

終了間際、55ヤードのFGを決めたレイブンズのジャスティン・タッカー(AP)
Photo By AP

 NFLは14日、第14週最後の1試合をクリーブランド(オハイオ州)で行い、AFC北地区3位のレイブンズが同2位で地元のブラウンズを47―42(前半21―14)で下して8勝5敗。試合は第4Qに入って逆転2回、同点1回という大激戦となったが、レイブンズは42―42で迎えた残り2秒、リーグ屈指のキッカー、ジャスティン・タッカー(31)が55ヤードのFGを成功させて、3連敗のあとは白星を2つ並べた。

 QBラマー・ジャクソン(23)はパスで163ヤード(1TD)をマークし、得意のランでは第3Qまでにマンデーナイト・ゲームのQB最多記録となる124ヤード(2TD)を走破。しかし第3Q終盤になって脚を引きずりながらロッカールームへ下がった。

 第4Qに入ってジャクソンに代わって2季目のQBトレース・マクソーリー(25)が出場したが、不運にも残り2分で左膝を痛めてプレー続行不能。ところがここでロッカールームからフィールドに戻っていたジャクソンが再登場し、直後のプレーでWRマーキス・ブラウン(23)に44ヤードのTDパス(残り1分51秒)を通して42―35と再び勝ち越した。

 それでもブラウンズは残り1分4秒、QBベイカー・メイフィールド(25)がわずか4回のドライブでRBカリーム・ハント(25)に22ヤードのTDパスを通し、この試合3度目の同点。このあとタッカーに決勝のFGを許してしまったが、最後まで粘った試合だった。

 18季ぶりのプレーオフ進出を目指すブラウンズの連勝は4で止まって9勝3敗。2016年のドラフト全体トップで指名されたメイフィールドは343ヤードと2TDをパスで稼ぎ、第4QにはランでもTDをマークしたものの、あと一歩およばなかった。

 第3Qの終盤、メイフィールドはレイブンズのLBタイアス・バウザー(25)に6試合ぶりとなるインターセプトを喫して相手のTDにつながっており、これが最後まで響く形となった。対戦したレイブンズのジャクソンは2016年ドラフトの全体32番目の指名選手。ドラフト同期生で指名順位が遅かったライバルの前に屈する結果となった。

 ▼10日
*ラムズ(9勝4敗)24―3ペイトリオッツ(6勝7敗)

 ▼13日
*ベアーズ(6勝7敗)36―7テキサンズ(4勝9敗)
カウボーイズ(4勝9敗)30―7*ベンガルズ(2勝1分け10敗)
チーフス(12勝1敗)33―27*ドルフィンズ(8勝5敗)
カージナルス(7勝6敗)26―7*ジャイアンツ(5勝8敗)
*バッカニアーズ(8勝5敗)26―14バイキングス(6勝7敗)
ブロンコス(5勝8敗)32―27*パンサーズ
タイタンズ(9勝4敗)31―10*ジャガーズ(1勝12敗)
コルツ(9勝4敗)44―27*レイダース(7勝6敗)
*シーホークス(9勝4敗)40―3ジェッツ(13敗)
パッカーズ(10勝3敗)31―24*ライオンズ(5勝8敗)
*イーグルス(4勝1分け8敗)24―21セインツ(10勝3敗)
*チャージャーズ(4勝9敗)20―17ファルコンズ(4勝9敗)
ワシントン(6勝7敗)23―15*49ers(5勝8敗)
*ビルズ(10勝3敗)26―15スティーラーズ(11勝2敗)

 ▼14日
レイブンズ(8勝5敗)47―*42ブラウンズ(9勝4敗)

 *はホームチーム

続きを表示

この記事のフォト

2020年12月15日のニュース