ブレイクダンス 男子エース・半井、初採用24年五輪金へ「ここからスタート」

[ 2020年12月15日 05:30 ]

<パリ五輪追加種目ブレイキン会見>ブレイキンをデモンストレーションする半井重幸(撮影・島崎忠彦)
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 24年パリ五輪の追加競技で初採用されたブレイクダンスの有力選手が14日、川崎市内で会見した。全日本選手権男子王者で18年ブエノスアイレスユース五輪銅メダルの男子エース・半井重幸(18)は新たな夢舞台の目標ができたことを記念し、今年の漢字は「始」。「最高のタイミングで、ここからスタートという気持ち。五輪で金メダルを絶対獲りたい」と4年後へ力強く決意を口にした。

 ヒップホップ文化として発展したブレイクダンスはダイナミックで派手な技が光る一方、認知度は低い。今後はコーチの拡充や国体での競技実施などを目指し、競技人口を広げて、五輪に備える。半井は「オンリーワン同士がNo・1を決める。一人一人踊り方やスタイルもそれぞれだから、(選手が)伝えたいことは何かとか、比べながら注目してほしい」と魅力を語った。

 日本は国際大会で多くのメダルを獲得してきた強豪国。初代五輪王者として輝くため、熱い戦いが始まる。

 ◆半井 重幸(なからい・しげゆき)2002年(平14)3月11日生まれ、大阪狭山市出身の18歳。ダンサーネームはShigekix。姉の影響で7歳から競技を始め、11歳から世界大会に参戦。18年ブエノスアイレスユース五輪銅メダル。今年11月に開催された世界最高峰の国際トーナメントで、史上最年少優勝を果たした。国際大会での優勝経験は46回。1メートル66、58キロ。

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