「羽生結弦展 共に、前へ」が16日から開催 復興の歩みや衣装、直筆メッセージを展示

[ 2020年12月15日 15:04 ]

<羽生結弦展 事前公開>羽生結弦展では羽生自身が被災した東北を訪れた様子や試合での衣装が展示されている (撮影・西川祐 介)
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 11年東日本大震災で被災したフィギュアスケート男子で14年ソチ、18年平昌五輪連覇の羽生結弦(26=ANA)が自身での経験や被災地で出会った人々の思い、その背景などを展示する「羽生結弦展 共に、前へ」の報道関係者向け事前公開が15日、東京・渋谷区文化総合センター大和田で行われた。

 仙台市のスケートリンクで被災した羽生の避難所生活の様子から始まり、東北地方の津波の被害状況、福島第一原発関連など震災について改めて考え、防災意識を高めるきっかけにするためのパネルを多く展示。震災後に羽生が訪れた宮城県石巻市や福島県楢葉町での人たちとの絆も紹介されている。

 また、羽生が実際に着た「悲愴」、「天と地のレクイエム」、「ノッテ・ステラータ」と震災への思いを込めた3曲の衣装も展示。マネキンは羽生の体型に合わせ、特注したという。「共に、前へ 2021」という直筆メッセージも添えられている。

 東京会場は入場無料だが、新型コロナウイルス感染防止のため入場人数を制限し、事前登録制となる。公式グッズも販売されるが、会場ではキャッシュレスのみ対応で事前告知のセット販売のみ。ばら売り希望の方は通信販売での対応となるなど感染防止に努める。東京を皮切りに、福岡、宮城、大阪、宮崎での開催も行い、その他の地方でも調整中という。

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