ロケッツのハーデンがチームに合流 トレード交渉は継続か 76ersのシモンズが交換要員?

[ 2020年12月15日 08:39 ]

ようやくチームに合流したロケッツのジェームズ・ハーデン(AP)
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 3季連続でNBAの得点王となっているロケッツのガード、ジェームズ・ハーデン(31)が14日、ようやくチームに合流。キャンプが始まってから2週間が経過しての参加で、今季から指揮を執っているスティーブン・サイラス監督(47)と初めて顔を合わせた。

 サイラス監督は「いい会話だった。彼はチームになくてはならない存在。このままレギュラーシーズンに入っていけることを望んでいる」と語っており、15日に行われるスパーズとのプレシーズン・ゲームの第3戦にハーデンが出場することを示唆。ただしAP通信などによれば、ハーデン本人が熱望していると言われる他球団へのトレードに関してはお互いに触れなかった。

 ハーデンは昨季までチームをけん引していたマイク・ダントーニ監督(69=現ネッツ・アシスタントコーチ)がチームを去り、チームメートだったラッセル・ウエストブルック(32)がウィザーズにトレードされたことで自身のトレードによる他球団移籍を熱望していると伝えられており、これに加えて新型コロナウイルスの感染防止規定に違反した疑いで計6回の検査が義務付けられていた。

 一部のメディアは、すでにロケッツ側は76ersにハーデンのトレードを打診していたと報道。交換要員は2016年ドラフトで全体トップで指名された208センチの大型ガード、ベン・シモンズ(24)とドラフト1巡目指名権(3回分)だったとされているが交渉経過やその後の動向などは報じられていない。

 ロケッツは15日と17日に地元ヒューストン(テキサス州)でスパーズとプレシーズンの2試合を行い、23日にハーデンの古巣でもあるサンダーと今季の開幕戦を迎えることになっている。

 なお今季が4年契約の最終年となる先発フォワード、P・J・タッカー(35)もハーデン同様に14日なってチームに合流。同選手は球団側が契約延長の話を持ち出さないことにいら立ちを見せており、キャンプが始まっても姿を見せていなかった。

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2020年12月15日のニュース