テニス全日本選手権 賞金半額以下に コロナ対策費かさみ

[ 2020年10月15日 05:30 ]

 日本テニス協会は14日に都内で会見し、全日本選手権(28日開幕、有明)の開催概要を発表した。無観客開催で入場料収入がないことや、PCR検査などのコロナ対策費がかさんだ影響で、賞金総額は昨年の2874万円の半分以下の1120万円となる異例の事態となった。

 男女シングルスの優勝賞金は昨年の400万円から160万円に下がった。現在も資金調達を続けており、開幕前日に上積みした金額を発表する方針。川廷尚弘副会長(50)は「どこまで賞金を戻せるか。少しでも選手に還元したい」と語った。また、コート上の密を避けるため1、2回戦は審判を配置しないセルフジャッジを導入する。

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2020年10月15日のニュース