世界No・1アマ・金谷拓実、史上初デビュー戦V狙う 先輩松山に「ライバルと思われる選手になりたい」

[ 2020年10月15日 05:30 ]

15日開幕 男子ゴルフ 日本オープン

練習ラウンドでティーショットを放つ金谷拓実(撮影・沢田 明徳)
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 男子ゴルフの今季メジャー初戦となる日本オープンは15日、千葉県の紫CCすみれC(7317ヤード、パー70)で開幕する。プロ転向後初戦となる金谷拓実(22=東北福祉大4年)は、石川遼(29=CASIO)と今季1勝の星野陸也(24=フリー)との最注目組。大学の先輩でもある松山英樹(28=LEXUS)が13年に達成したプロ転向2戦目での優勝を更新する、プロ転向初戦でのツアー史上最速Vを目指す。

 世界No・1のアマチュアゴルファーに贈られる「マコーマック・メダル」を日本人初受賞。この日、授与式に臨んだ金谷はプロ初戦を前に力強く宣言した。

 「この日本オープンからまた、新しいスタート。皆が目標とするタイトルなので、自分も優勝を目指して頑張りたいと思います」

 世界アマチュアランキング1位の実績を残し、今月2日にプロ転向を発表した。プロとしての第一目標に「世界ランクトップ50に入ること」を掲げた22歳は、日本一のゴルファーを決めるナショナルオープンでプロとしての第一歩を踏み出す。

 アマチュアとして出場した9月の全米オープン以来の試合。米国から帰国後は広島の自宅で隔離期間を過ごし、前週から本格的な練習を再開した。6度目となる今大会は、17年に優勝争いを演じて1打差の2位に入った。この日は18ホールを回って調整し、「しっかり準備はできている」と自信を口にした。

 プロ転向初戦で優勝すれば13年に転向2戦目のつるやオープンで優勝した松山のツアー史上最速記録を上回る。東北福祉大の先輩でもある松山は、世界での活躍を目指す金谷にとって憧れの存在だ。「まずは松山さんのライバルと思われる選手になりたい」。アマチュア優勝を果たした昨年11月以来のツアー2勝目をプロ初戦で手にすることができるのか。偉大な先輩が残した記録の更新に挑む。

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