サーフィン小川直久 48歳ベテランがファイナルデイ進出「集中して挑めた」JPSAでは副理事長

[ 2020年10月15日 20:49 ]

サーフィンさわかみチャレンジシリーズ鴨川第4日 ( 2020年10月15日    千葉県鴨川市・東条海岸 )

地元の千葉・鴨川で快進撃をみせている小川直久
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 コロナ禍では国内初のトップカテゴリーとなるJPSAジャパンプロサーファーツアー2020特別戦「さわかみチャレンジシリーズ鴨川」のプロショート部門が15日、千葉県鴨川市の東条海岸で行われ、JPSA副理事長を兼任するベテラン、小川直久(48)がファイナルデイに進出した。

 出場者で最年長となる小川は、01年に米ハワイの伝統的大会「パイプラインマスターズ」で日本人初のパーフェクト10(満点)をマークし、パイプラインマスターの称号を持つ日本サーフィン界のカリスマ。今大会のラウンド2で弟の幸男(35)と兄弟対決が実現し、弟を下してラウンド3に進出。ラウンド3を1位通過し、16日の最終日に挑む。

 兄弟そろって鴨川で「ふるさと大使」を務めているため、兄弟対決に地元は大盛り上がり。幸男は「この悔しさをバネにまた練習に励みます。そして明日(16日)は兄の応援にまわります」とコメント。小川は「激戦組であったり、弟との対戦でもありましたが、余計なことは考えず、いつもの今できることを集中して挑めたのが良かった思います」と、地元でサーフィンができた喜びをかみしめた。

 東京五輪でサーフィン競技が追加種目となり、小川は「サーフィンがメジャースポーツの仲間入りできたことが最高に嬉しいです。できれば選手として参加したかったですが、今回のオリンピックでは叶わなかったので、代表選手に選ばれた選手を応援したいです」と抱負。「サーフィンの魅力を全国の皆さんに知ってもらいたいので解説やコメンテーターなどでお伝えしたいです」と希望も語った。

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