【リーグワン】埼玉・坂手主将「宮地さんのためにも優勝したい」5・1浦安戦は追悼試合に

[ 2026年4月29日 21:20 ]

アドバイスを送りながらスローイングの練習を行う坂手淳史(右)
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 ラグビーリーグワン1部の埼玉は29日、埼玉県熊谷市内で練習を実施。今月25日に元監督の宮地克実さんが85歳で亡くなったことを受け、5月1日の浦安戦(東京・秩父宮ラグビー場)は喪章を付けて臨む見通しとなった。

 宮地さんは監督・総監督を退任後も群馬県太田市にあった旧練習グラウンドを頻繁に訪れ、選手たちに声を掛けていた。16年4月に入団したHO坂手淳史主将も、独特のしゃがれた関西弁で、声を掛けてもらっていた1人。「いつも“調子はどうや”と声を掛けてくださった。(入団して)初めは誰だろう?って感じだったが、周りの方から聞いて。直接指導というのはなかったが、本当に寄り添っていただいた」と故人をしのび、感謝した。

 東京三洋ラグビー部として創部直後の1960年に入部し、自身もプロップとして日本代表で1キャップを獲得。監督としては神戸製鋼の日本選手権7連覇の時期と重なったこともあり、ついに一度も日本一に導けず、のちに「悲運の闘将」と呼ばれた宮地さん。それでも決してエリートではない選手を鍛え上げ、08年の日本選手権初優勝以降、現在に至るまで常に優勝を争う常勝軍団になる礎を築いた。

 宮地さんが陣頭指揮を執っていた時代を知らない坂手も、「泥臭いディフェンスは、昔からじゃないかと思う。三洋時代のことをよく知っているわけではないが、泥臭いプレーが多かったとは聞いている」とチームカルチャーとして受け継がれていることを明かす。「DNAは受け継がれないといけない。ラグビーの進化に対応しながら、DNAを残していければなと思う」と、レガシーを次世代に引き継ぐ覚悟だ。

 チームはレギュラーシーズン2試合を残し、15勝1敗、総勝ち点68で首位を走る。4季ぶりのリーグ優勝が懸かるプレーオフに向けて、坂手は「今年は宮地さんのためにも優勝したいと、僕自身は思っている」と、天国へ最高の報告を届ける決意を示した。

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