女子1000メートル・菊池純が3年ぶりに優勝 男子は吉永優勝

[ 2020年10月5日 05:30 ]

女子1000メートル決勝で菊池悠希(左)を抜きにかかる菊池純礼(中央)。右は神長汐音(アフロスポーツ/JSF提供)
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 スピードスケート・ショートトラックの全日本距離別選手権最終日の4日、長野県帝産アイススケートトレーニングセンターで男女の1000メートルが行われ、女子は18年平昌五輪代表の菊池純礼(24=富士急)が3年ぶりの優勝を果たし、500メートルとの2冠を達成。男子は平昌五輪代表の吉永一貴(21=中京大)が2年ぶりに優勝した。

 女子の菊池純は中盤から前に出ると、最後は姉・悠希との競り合いで転倒しながらゴール。姉は失格となり「もっとクリアに抜かないと」と猛省しつつ、「トップスピードまでの到達時間が短くなって安定してスピードが出せるようになってきた」と手応えを示した。ロングトラックとの二刀流で北京五輪を目指す24歳は、23日開幕の全日本距離別選手権(長野市)に出場予定。「スピードスケートでも良いパフォーマンスを発揮したい」と意気込んだ。

 男子エースの吉永は昨季、国内大会で無冠に終わっただけに「最近優勝から離れていたのでうれしい」と喜んだ。前日の1500メートルでは17歳の宮田に敗れたが「年齢にはこだわっていない。フレッシュな気持ちで戦っていきたい」と強調。五輪プレシーズンに向け「気を抜くことなく準備したい」と力を込めた。

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2020年10月5日のニュース