大関・朝乃山「正代関が大関になったのが悔しい」 ライバル心メラッ

[ 2020年10月5日 12:32 ]

稽古場で体を動かす朝乃山(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 大相撲の大関・朝乃山(26=高砂部屋)が5日、東京都墨田区の高砂部屋で稽古を再開した。相撲は取らず、すり足、てっぽうなやゴムチューブを使ったトレーニングなど、軽めの運動で切り上げた。

 秋場所は3連敗スタートから巻き返し、優勝争いに加わった。14日目の正代戦で勝てばトップに並ぶチャンスがあったが、立ち合いから圧倒されて押し倒しで敗れた。この時点で優勝の可能性が消え、千秋楽は貴景勝との大関対決に敗れて10勝5敗に終わった。「思い出したくないし、振り返りたくない。すごく悔しい結果でしたし、正代関が大関になったのが悔しい。(正代戦の)負け方がひどくてすごく悔しかった」と嫌な思い出として脳裏に焼き付いている。初日からの3連敗については「体は動いていたけど、勝ちを急いでしまった。冷静になれなかった自分がいたんだと思う」と振り返った。

 正代の昇進により、11月場所(11月8日初日、東京・両国国技館)は昨年九州場所以来の3大関になる。「3大関になれば、テレビで観てる人とか会場に足を運んでくれる方、相撲界が盛り上がって、いい意味で刺激になると思う。負けたくない気持ちも出てくる」とプラスに捉える。次に横綱に上がるのは誰かということにも注目が集まるだけに「常に自分が先に上に上がらないと、という気持ちにならないと上にいけない。前向きな気持ちを持っていきたい」と気合を込めた。

 この日から約2週間、出稽古が解禁となったが、現時点では「未定」という。来年4月まで巡業が中止になったため、部屋に関取が1人だけの朝乃山は関取と稽古する機会が少ない。それだけに「考えることは必要。取り口も考えないといけない」と稽古内容などを改善していく考えを示した。

 師匠の高砂親方(元大関・朝潮)は11月場所を最後に65歳の定年を迎える。師匠の最後の場所で活躍したいという思いは強く「一番は優勝して定年を迎えてほしい。(定年前に)横綱という道は厳しいと思うので、自分だけじゃなく、部屋のみんなが好成績を残して定年を迎えられればいい。師匠の教えを思い出して、11月場所に向けて取り組みたい」と決意を口にした。

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