渋野日向子、34位浮上に手応え「この2日間のリベンジができた」

[ 2020年10月5日 02:30 ]

米女子ゴルフツアー ショップライト・クラシック第3日 ( 2020年10月3日    ニュージャージー州シービュー・ベイコース=6190ヤード、パー71 )

9番でバーディーパットを決める渋野
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 45位で予選を通過した渋野日向子(21=サントリー)は3バーディー、1ボギーの69で回り、通算4アンダーで34位に浮上した。前日4度あった3パットは一度もなく、手応えを口にした。首位で出た畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)は70で回り通算12アンダーで、首位と3打差の4位に後退。メリッサ・リード(33=英国)が66をマークし、通算15アンダーで単独トップに立った。

 ホールアウト後の渋野には、トレードマークの笑顔がはじけていた。前半の停滞を後半で挽回し69でフィニッシュ。「この2日間のリベンジができた。後半は3つバーディーが取れてノーボギー。この2日間とは違うゴルフだったと感じた」

 序盤はチャンスを生かせなかった。インスタートの12番は1メートルのチャンスにつけたが「カップに触りもしなかった」。15番は3メートル、18番も2メートルの好機を生かせなかった。流れを変えたのは2番パー4。2・5メートルを沈めてパーセーブし「シビアな長さだったけど、本当にあれが入ってくれて心から安心しました」。パー5の3番で2オンさせて伸ばすと8、9番と2連続バーディーで締めくくった。前日は3ホール連続を含め4度の3パットがあったが、この日は一度もなし。「打っとるもんだと思ってた。なかった!やったー!」と大喜びした。

 この日もフェアウエーを外したのは3回で、パーオン率は72・2%。パットがかみ合えば、ビッグスコアが出る可能性は十分だ。「やっと距離感も合ってきた。気持ちよく最終日を迎えられる」。いい流れで次週の全米女子プロ選手権に向かうためにも、さらなる上昇カーブを視野に入れている。

 《最終ラウンド、パー重ねる》○…最終ラウンドが始まり、34位から出た渋野は7番を終え、通算3アンダーとスコアを落とした。6番まではチャンスにつける場面も少なかったがパーを重ねた。だが、7番のパー3でティーショットがグリーン奥のバンカーに入り、アプローチも寄せきれず、ボギーとした。インスタートの上原は17番終了時点で、同じく10番から出た河本も14番を終えてともに通算2アンダーとした。

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2020年10月5日のニュース