桐生、日本選手権6年ぶりV ゴール前大接戦も「自信を持って最後までいけた」

[ 2020年10月2日 21:21 ]

<日本陸上第2日>男子100メートル決勝、表彰式で並ぶ(左から)2位のケンブリッジ飛鳥、優勝した桐生祥秀、3位の小池祐貴(撮影・小海途 良幹)
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 コロナ禍で6月から延期された陸上日本選手権の第2日が2日、新潟市・デンカビッグスワンスタジアムで行われ、男子100メートル決勝で桐生祥秀(24=日本生命)が10秒27をマークし、14年大会以来6年ぶりの短距離日本一に輝いた。5人がゴールになだれ込むような大接戦を制し、今季最終戦を勝利で締めくくった。コロナ禍での熱心な取り組みが実を結び、来年の東京五輪代表入りへ弾みを付けた。

 以下、桐生の主な一問一答。

――試合を振り返って。
 「勝ち切れたのは大きいけどタイムはまだまだ」

――多田選手も飛び出して競り合いになったが。
 「前にいたとしても想定内ですし、焦らずいけた。自信を持って最後までいけた」

――6年ぶりの優勝。
 「6年間ずっと注目してもらって盛り上がっている中で、いつも勝ちきれなかったのがあったので勝ててうれしい」

――気持ちの集中は。
 「お客さんが入っている中で本当だったらもっと入っていたが、無観客とは全然違うと思った。数年間は自信を持って戦っているし、気持ちの集中が切れるのは甘えになるし、それがプロの仕事だと思う」

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